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よいモデルで現場への定着を

なぜ、開発現場に定着するのが難しいのか?

前述にもある通り、UMLが正式に標準化されて20年以上もの歳月が流れていますが、開発現場に定着しているとは言えません。なぜ、このような状況に陥っているのでしょうか?

初心者が自己流で超えられない壁

長年、手続き指向で開発を続けていた人が、いざ、オブジェクト指向で開発しようと思っても、なかなかその"手続き的な発想"から切り換えることができません。

例えば、下図の左側のモデルは、"手続き的な発想"のまま作られたクラス図です。一方、右側のモデルは、オブジェクト指向的な発想にのっとって作ったモデルです。この二つのモデルの違いは、時間経過により変わるものと変わらないものを区別して分離しているかどうか、という点です。組込みシステムでは"ハードウェアや制御方法"は変化しやすく、その"システムが達成するミッション"は、あまり変化しません。自動販売機で言うと、"商品販売"という仕事がそれにあたります。

しかし、なかなかここにフォーカスしてモデルを作るのは難しいようです。

『「UML」+「オブジェクト指向」モデリング』によるMBD(モデルベース開発)を開発現場に定着させるノウハウ|なぜ、開発現場に定着するのが難しいのか?

良いお手本が現場にない

これは、よい"お手本"が開発現場に存在しないことが一つの原因と言えます。組込みの開発現場は、開発そのものが企業独自のノウハウであり、競争力の源泉となっています。そのため、いくらいいモデルができたとしても、外部には公開しません。その結果、たまたま良いモデルを作れた企業はどんどん良い方向へ、そうでない企業は、モデルから離れていく、といった二極化が起こっているのです。

良いお手本を使って人材を育成

「良いお手本を見て理解を深める」「開発の実践以外にモデルを書く機会を増やす」「繰り返しモデルを書く」ことが、モデリングスキルを向上させるために必要です。そのようにしてスキルのある人材を増やすことが、開発現場への定着につながるのです。

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UMLによるモデルベース開発実践型支援

コンサルタントが直接お客様の開発現場にお伺いして、「UML」による「モデルベース開発」をを短期間で実際の製品開発に適用し、そこで作成した成果物をお手本としたスキルアップを同時に行うことで、「UML」による「モデルベース開発」の効果な導入をご支援致します。

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「UML」による「モデルベース開発」をすでに実践されているお客様や、これからの導入をご検討されているお客様を対象に、開発プロセスや成果物、プロジェクトに関わるメンバのスキル等、さまざまな観点でプロジェクトを診断し、問題点の抽出と改善の提案を実施します。

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「UML」モデルを作成する前に、「抽象化」「整理整頓」の基礎力を上げることが、良いモデルを作成する第一歩となります。本トレーニングは指向を整理するためのいくつかの方法を、演習を通じて学ぶことができます。指向の癖は、1日では直りませんが、最初の一歩を踏み出すには、良いきっかけとなります。

「UML」にはさまざまなビューとチャートがありますが、その使い方を誤ると、かえって開発効率や品質を下げかねません。本トレーニングでは、構造と振舞いのビューのそれぞれにフォーカスし、良いモデルを作るための考え方やコツを、多くの演習問題を解くことによって学ぶことができます。

構造と振舞いの各ビューを組み合わせてシステムとして「モデリング」することを学ぶトレーニングです。実践的な演習問題を解くことで、実践力を向上させます。

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