矢頭 伸介
シニアコンサルタント
矢頭 伸介
【専門分野】情報機器、自動車、システム設計
常に全体を俯瞰しつつ、開発現場の工夫やノウハウを組み合わせて、最適なシステムを開発するご支援をいたします。
近年の組込みシステムは、その構成要素自体が高機能化し、構成要素が連動して動作することにより、大規模・複雑化が進んでいます。そのため、品質の高いシステムを設計することが益々難しくなっています。
開発現場で聞かれるのは、高い技術を持っているのに自分が担当しているソフトウェアが「これで十分なのだろうか?」という不安です。実現すべき機能が複数のソフトウェア部品による協働動作で実現されるのに、各担当範囲に分かれてソフトウェア部品を開発している現場では、組み合わせてみるまで機能が実現できているか分からない、そもそも組み合わせることも出来ないといったことが発生します。これはソフトウェアの責務範囲がどこまでなのか、また関係する他のソフトウェア部品とのインタフェースがどうあるべきなのか、明確になっていないことに起因しています。
こういった不安を取り除くために、私はシステム全体を俯瞰する見方を取り入れる必要があると思います。「システムがこうしたい」から「ソフトウェアはこれをする」というトップダウンの考え方です。つまり、システムのアーキテクチャが必要なのです。アーキテクチャがあれば、開発途中に変更の必要が生じた時にも、どのように変更すれば良いのか検討することが容易となります。
また、システムが複数のサブシステムから構成される階層化という考えも必要となります。階層が適切に存在しなければ、全体と部分とのギャップが大きくなり、その関係が容易に理解できなくなります。製品からソフトウェア実装までの間にあるべき階層を明らかにし、各々の階層におけるアーキテクチャ設計を進めるプロセスも重要です。
私たちエクスモーションは、全体を俯瞰するアーキテクチャ設計技術の導入と、お客様の状況に合うシステム思考に基づいたプロセス構築をご支援いたします。
Shinsuke Yato
矢頭 伸介
これまでの経歴
神戸大学大学院 自然科学研究科 情報知能工学専攻 博士前期課程修了後、(株)東芝に入社。ノートPC製品の組み込みコントローラ用ソフトウェアの開発、差別化機能開発に従事。
2016年に(株)エクスモーションに入社、現在に至る。
専門分野
情報機器、自動車、システム設計
最終学歴
神戸大学大学院 自然科学研究科 情報知能工学専攻
社外活動
一般社団法人 ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS協会)