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生成AIで“誰もが”要件定義を“スピーディに”

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生成AIで“誰もが”要件定義を“スピーディに”

システム開発で要件定義が重要だとわかっていても、実務には経験が必要です。その結果、開発生産性を下げる最大の要因は、相変わらず要件の曖昧さや手戻りに起因しています。この課題を、生成AIが劇的に変えます。生成AIは、専門知識の壁を取り払い、アイデアや対話を開発可能な明確な仕様へとスピーディに変換します。本記事で、生成AIがいかにして「すべての人」が「高品質な要件定義」を行える未来を実現するのかを解説します。

生成AIが加速させる「多能工化」の波

 生成AIによる実装やテスト工程の効率化は、今後さらに加速します。これにより、人間の役割は「作業」から「チェックとレビュー」へと大きくシフトし、特定の機能や工程だけを担当する仕事は減少します。これからは、開発者が工程や機能を横断的に担当する多能工化が避けられません。
 すべての工程のボトルネックとなる要件定義スキルは、もはやリードエンジニアだけのものではないのです。その結果、プロジェクトマネジメントスキルはもちろん、開発の最上流である要件定義能力が、すべての開発者にとって必須スキルとなる時代が、間近に迫っています。

 
生成AIが加速させる「多能工化」の波

要件定義のスキル不足、人材不足が続く限り、失敗プロジェクトは減らない

右に示したのは、当社で開催したセミナーの参加者に実施したアンケート結果です。この結果には現場の深刻な悩みが明確に示されています。特に「作成・記述に時間が掛かる」(72人)、「期待した品質の要求仕様書が出てこない」(57人)、「妥当性を自分でチェックできていない」(55人)といった項目が上位を占めるのは、属人化と非効率性が現場のボトルネックになっている明白な証拠です。また、「実績や経験を積む時間や機会がない」といった悩みも上位に入り、人材育成の停滞が顕著です。
この課題を解決しない限り、実装・テスト工程をいくら生成AIで効率化しても、プロジェクトが成功しない最大の原因は残り続けます。むしろ、下流工程が高速化するほど、開発全体を見渡すと最上流工程である要件定義の問題がより顕在化するのではないでしょうか。

要件定義のスキル不足、人材不足が続く限り、失敗プロジェクトは減らない

この問題の根深さは、単純なスキル不足に留まらず、構造的な課題にあります。要件定義には明確なプロセス標準がなく、ベテランの属人的な「勘所」に依存しがちです。また、情報収集から技術仕様への言語化まで複合的かつ高度な技術が要求されます。
しかし、要員が限られ実践機会も少ないため、スキルを持つ人材の育成が構造的に追い付いていません。
長年にわたり未解決の課題として立ちふさがってきたこの悪循環は、生成AIによるブレイクスルーがなければ断ち切れません。

CoBrain(コブレイン)は多能工化するエンジニアひとり一人の相棒に

要件定義にまつわる構造的な課題を解消し、多能工化するエンジニアを支援するため、私たちは当社の豊富なナレッジを生成AI上で再現し、アプリ化した「CoBrain(コブレイン)」を開発しました。
CoBrainは、要求分析から仕様化、レビューといった一連の複雑な要件定義プロセスそのものをアプリに落とし込んでいます。
これにより、属人化していた要件定義手法の習得、あるいは生成AIの難しい使いこなしといった手間や時間を大幅にカットし、誰が使っても一定の高品質なアウトプットが得られる再現性を確保します。これは、人材育成の負担を劇的に減らしながら、プロジェクト成功率を高める鍵となります。また、単なる汎用の生成AIのみでは実現できない、自然言語処理や独自のアルゴリズムによる付加価値の搭載、さらに使いやすいUIを提供することで、開発者ひとり一人の強力な相棒として、時代の変化をリードしていきます。

CoBrainの要件書作成機能「スタジオ」

CoBrainの要件書作成機能「スタジオ」

現役コンサルタントの問いから生まれた要件定義のAIサービス CoBrain

これまで20年を超える開発経験の中で、システム開発やものづくりの成否を分けるのは、やはり要件定義だと肌身で感じてきました。同時に、経験を積むほどに身につく「勘所」の難しさも、要件定義トレーナーの仕事で再認識させられます。
今、設計、コーディング、テストといった開発工程の一部はAIに代替され、システム開発やものづくりの短縮化が進む中、私たち一人ひとりの開発者に求められるスキルはより幅広い領域にシフトしていこうとしています。要件定義も例外ではなく、これまで以上に多くの開発者に求められるスキルとなるのは間違いないでしょう。こうした大きな転換期を目の前にして、チームの未来に不安を感じませんか?
CoBrainは、そのような未来を予見して2年ほど前に私自身が立ち上げた要件定義専門のAIサービスです。ベテランコンサルタントの知見が詰まったプロセスを、難しい使いこなしなく、直感的なアプリとして使えるようにしました。これにより、チームの誰もが、質の高い要件定義をスピーディーに行うことが可能になります。
新しい時代を切り拓き、他社に勝てるサービスやものづくりに挑戦する皆さまの力強い味方になれることを願っています。ぜひCoBrainで、次世代の要件定義を体験してみませんか?

シニアコンサルタント 内田 圭

CoBrain プロダクトマネージャー

株式会社エクスモーション
シニアコンサルタント

内田 圭

CoBrain(コブレイン)

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要件定義・要求仕様(USDM)開発支援

USDM手法による要件定義・要求仕様の開発支援です。要求のヌケモレ・矛盾・誤解釈を防ぎ、MBD開発の上流工程を強化します。明確な要求仕様で後工程の手戻りを削減し、量産品質の高いモデル開発を実現します。

CoBrain

要件定義に特化した、文書作成者とレビュアーのためのAI添削サービス。要件定義書や要求仕様書をAIが瞬時に添削し、レビュー負荷を軽減。スムーズな要件定義を促進します。

ソフトウェア開発技術が学べる オンライン学習
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