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MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング

トレーニングの着地

ソフトウェア要求分析~ソフトウェア設計~ソフトウェア詳細設計において、モデルベースで開発する上でのつながりを理解することができます。

ソフトウェア要求分析フェーズにおいて、ユースケースモデル、「SysML」要求図、「USDM」を使ったソフトウェア要求の仕様化の方法について理解することができます。

ソフトウェア設計フェーズにおいて、「UML」または「SysML」を使って、変更や追加に耐えうるアーキテクチャを構築する方法について理解することができます。

ソフトウェア詳細設計において、MATLAB/Simulink/Stateflow モデルを使って設計する方法について理解することができます。

トレーニング内容

本トレーニングでは、自動車のクルーズコントロールシステムを題材に、システム要求の分析、論理アーキテクチャの構築、物理アーキテクチャの構築まで、演習を通じて段階的に学んでいきます。個別のソフトウェアだけでなく、ハードウェアも含めたシステムレベルでのアーキテクチャを構築する力を養います。システムに求められる要素を導出する手法を身につけることで、個別最適ではなく、全体最適の視点で開発を進められるようになります。
今後、ますます複雑化していくシステム開発において、永く活用していける内容になっています。

【MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング】ソフトウェア要求の仕様化・ソフトウェアアーキテクチャ設計・ソフトウェア単体設計・実践

ソフトウェア要求の仕様化

目的:要求を見つけ出し、正しく定義する能力を身につける
方法:要求とそれを実現する仕様まで、階層的に要求を整理するとともに、実装可能なレベルまで詳細に記述する
表記法:ユースケースモデル、SysML要求図、USDM

ソフトウェアアーキテクチャ設計

目的:変更や追加に耐えうるアーキテクチャ(基本構造)を構築する能力を身につける
方法:構造設計と振る舞い設計を通して、品質の高いソフトウェアコンポーネントを定義する
表記法:UMLまたはSysML

ソフトウェア単体設計・実装

目的:品質の高いMATLAB/Simulink/Stateflowモデルを構築するスキルを身に付ける
方法:アーキテクチャ設計で作成したMATLAB/Simulinkサブシステムの内部を要求の仕様化で作成したUSDMを参考に、MATLAB/Simulink/Stateflowでモデル化する
表記法:MATLAB/Simulink/Stateflow
 

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基本情報

対象者 ・MATLAB/Simulink を使ったMBD(モデルベース開発)を導入済みで、より上流からのアプローチを導入したいと思っている方
・MATLAB/Simulink のモデル品質を改善したいと考えている方
・MATLAB/Simulink を前提とした上流工程についてのスキルを習得したいと考えている方
受講前提 ・車載関連ソフト開発の経験者
・MATLAB/Simulink/Stateflow での「モデル開発」経験者※
※ソフトウェア要求分析フェーズ・ソフトウェア設計フェーズを範囲とする場合は、必須ではありません。
必要時間 3日間※
※ご要望により、ソフトウェア要求分析フェーズ・ソフトウェア設計フェーズのみを範囲として実施することもできます。その場合は、1~2日での実施となります。

演習題材

要求の仕様化から単体設計まで、一貫して同じ題材を用います。
題材は、クルーズコントロールシステムを取り上げます。
制御仕様を含む全ての仕様については、一般に入手可能な情報から弊社のこれまでの支援経験を元に、独自に作成した仕様・内容となっています。

[ MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング]クルーズコントロールシステム

演習内容と成果物

ソフトウェア要求の仕様化

ユースケースモデル

UMLのユースケースモデルを用いて、ソフトウェア要求を定義します。

SysML要求図

SysMLの要求図を用いて、ソフトウェアに求められる要求と
それを実現するための機能・非機能群を網羅的に把握します。

USDM要求仕様書

要求図で整理した内容を元に、要求とそれを実現するための
仕様に分けて階層的に整理します。
仕様については、以降の開発の入力となるレベルまで詳細に記述します。

演習内容と成果物

UML構造モデル

UML振舞いモデル

要求仕様書の内容を満たし、かつ、高いソフトウェア品質を実現するための構造と振る舞いを、
UMLを用いて構築します。

ソフトウェア単体設計・実装

Simulink/Stateflowモデル

UMLで分析した構造を、Simulinkモデルのサブシステムに変換します。
サブシステム内部は、USDMの仕様に沿ってSimulinkやStateflowを使ってモデル化します。

※MATLAB/Simulink/StateflowはThe MathWorks, Inc.の登録商標です。

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お客様の声

 MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング受講者の声

2018年11月

今までぼやっとしていた内容を体系的に一貫して学べました。

 

役立ち度

 MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング受講者の声

2018年11月

開発プロセスにおけるシステムアーキテクチャの位置付け、その中のソフトウェア開発についてイメージできました。

 

役立ち度

 MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング受講者の声

2018年11月

SysML等の位置付けが体系化されて説明されていたのが良かったと思います。

 

役立ち度

 MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング受講者の声

2017年3月

要求→仕様→アーキテクチャ分解の考え方を学んで現状の自分達の開発に足りていないものが見えた気がする。

 

役立ち度

 MATLAB/SimulinkによるMBD実践トレーニング受講者の声

2017年3月

システム、ソフトウェア設計のプロセスで、ヌケ、モレなく進めて行くための方法論を得た。

 

役立ち度

集合トレーニング

USDM入門/実践トレーニ.. システムアーキテクチャ設.. MATLAB/SimulinkによるMB.. XDDP入門/実践トレーニン.. テスト駆動によるリファク..モデリングスキル強化トレ.. 思考整理トレーニング モデリキ基礎トレーニング モデリキ応用トレーニングSPLトレーニング

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